気音間(kenema)のおしゃれな手ぬぐい 風呂敷 町娘のハンカチーフの通販なら NUNOいろは。全国代金引換対応!

商品特長を表示

手拭いの使い方手拭いの使い方

注染・和晒とは

注染、和晒とは

注染は、特殊な糊で防染した生地に染料を注ぎ込み、模様部分にだけ必要な色染めをする型染めです。 伝統的な技術に基づいて、手加工で手ぬぐい・ゆかた・ふきん等の製品が生産されています。片方しか色がのらないプリントと違って糸自体を染めるので、表裏がないのが最大の特徴です。一度に複数の色を染められ、色と色が混じりあう独特の色合い、絶妙なタッチや立体感が表現できるのも特徴のひとつです。 和晒とは、元々は綿布を灰汁で煮沸し、白で不純物を除去し、水洗い・天日干しを繰り返して漂白する染色前の工程のことをいいます。

注染は手作業中心で、気温や湿度、一瞬のタイミングに仕上がりが左右されやすく、にじみやムラ等が出やすい技法です。注染特有の味わいとしてお楽しみください。

注染の歴史

注染の歴史

明治時代(1868〜1911年)を迎えると、人工染料の輸入が盛んになり、手拭染めも一色染めから多色染めに移行し、図柄も次第に複雑化され、糊料(こりょう)の改良や伊勢形紙が使用されるようになりました。大正後半から昭和初期(1923〜1940年)にかけて、旧来の染料を浸透させる方式から、電動コンプレッサーを利用した染料の吸入方式が開発され、手拭全面(約90cm)にわたる大柄が簡単に染められるようになりました。

染色工程

  • 1)型置(板場 - いたば -)

    注染(板場)
    • 晒上りの生地を糊付台の上に敷き、伊勢形式を謄写版のように生地の上にのせて、上からヘラで防染糊をつけ、一型毎に生地を折りたたんで糊つけを行います。 ここで、約1m毎に折りたたみますので、1反につき12回折り返し、それを3〜4反つみ重ねて糊付台からおろします。
    • 匠の技生地の折り返しには相当の技術を要し、細かい柄ほど念入りに行わなければなりません。
  • 2)そそぎ染(壺人 - つぼんど -)

    注染(板場)
    • 板場で型置きされた生地を染め台の上に置き、生地の上から染料を注ぎ込んで染め、さらに生地を反転させ同じ方法で再度染めます。このように生地の表と裏から二度染色するのが「そそぎ染」最大の特長であります。この技法は、手作業を中心に長年にわたって培われてきました。
    • 匠の技職人達の優れた技術と感覚で、他の染色方法では味わう事のできない独特の色あい、微妙なタッチや立体感等が表現できます。
  • 3)水洗(浜 - はま -)

    注染(板場)
    • 染め終わりますと、型置きの時の糊と上かぶりした余分な染料を充分に洗い落とします。 この作業に携わる職人を浜方(はまかた)といいます。
  • 4)乾燥(立干し - たてほし -)

    注染(板場)
    • 充分水洗いの終わった生地を遠心分離機によって完全に脱水し、天日乾燥や室内の乾燥設備で立干しします。
    • 乾燥(立干し)

一枚一枚丁寧に手染め

一枚一枚丁寧に、いくつもの工程を何段階も踏み、熟練した職人の手によって作り上げられる手ぬぐい。伝統的な型染め『注染』の工程を動画でご覧ください。※JIKANSTYLEは、宮本株式会社の運営サイトです